WIPO
WIPOとは世界知的所有権機関のことです。国際的な知的所有権や知的財産権の保護を目的とする団体で、現在は国際連合の専門機関となっています。WIPOが扱う知的所有権は商標だけでなく、著作権や特許、工業意匠といった幅広い分野にわたります。
WIPOは各国の特許庁と連携を取っており、日本の特許庁を通じてマドリッドプロトコルに準拠した国際出願を一括で行なえるような制度準備が整っているのです。日本と同様マドリッドプロトコルの同盟国であれば、国を指定するだけで商標登録出願が行なえるようになっています。日本の特許庁→WIPO国際事務局→各国の特許庁または機関といった具合に連携ができているのです。
WIPOのホームページは中国語・アラビア語・英語・スペイン語・フランス語で閲覧できますが、日本語化されたページはごく一部に過ぎません。日本の特許庁ホームページには、WIPOホームページにアクセスしやすいような日本語インターフェースが準備されています。また国際登録を得意とする弁理士に相談するのもよいでしょう。
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