米テスラ、中国語表記のないまま中国市場でEVを発売 ― アメリカ ―

2013年12月下旬、アメリカのEV(電気自動車)メーカーのテスラ・モーターズは、中国で高級セダンモデルのEV「モデルS」の販売を開始している。しかし、中国国内での商標登録問題が解決していないため、中国語による企業名の掲載はない状態だ。
(参照:サムスン「SAMSUNG GALAXY GEAR」を商標登録出願 ― アメリカ ―)

自動車メーカーが中国市場に進出する場合、市場への訴求力を高めるためブランド名などは中国語表記を用いることが通常だ。ベンツなら「奔馳」、BMWは「宝馬」、フェラーリが「法拉利」といった具合である。これに則ると、テスラは「特斯拉」となるのだが、同社は中国国内でこの表記を用いることができないままでいる。これをめぐる商標登録問題が、解決されていないためだ。

中国国内では、ある中国人が2006年に「特斯拉」(テスラ)を商標登録済み。この人物には現在のところ、この商標を譲渡する考えはないという。このためテスラは、北京に中国初の旗艦店を開設したにもかかわらず、自社の中国語表記をどこにも用いることができない状況が続いている。

「特斯拉」という商標が既に登録となり、商標権者が使用している以上、仕方がないと思います。

譲渡が成立しない以上、なかなか解決しなそうですね。

しかし、中国でもローマ字でブランド力が着くようになってくれば、問題は解決するでしょう。

少しずつ教育も進んできているので、いずれは中国語表記にしなくてもOKになるのではないかと思います。

そうなったらそうなったで、ローマ字の称呼と中国語の称呼でまた問題が多数生じることになるかもしれませんが。

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