コモンロー

米国での商標保護を理解する上で、米国の法律の成り立ちを知ることは重要です。米国の法律は、合衆国全体を包含する連邦法と、各州ごとに制定されている州法の二重の法律で構成される法体系となっています。ある州では合法なものでも別の州に行けば違法になるのはそのためです。

商標に関していえば、各州内の取引においては各州ごとのコモンローが適用されます。コモンローとは、それぞれの州での裁判所の判決を蓄積して確立された判例法です。それに加えて、各州で定めた制定法があります。一方、州を越えた取引や国を越えた国際取引においては、連邦制定法であるランハム法が適用されることになります。

ランハム法はもともとコモンローの蓄積をベースに制定されたものですので、ランハム法とコモンローの規定は基本的に整合性があるといえます。しかし、矛盾が発生した際にはコモンローよりも各州の制定法が優先され、制定法よりランハム法が優先されて適用されます。

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マドリッドプロトコル(マドプロ)加盟国の一覧

2015年1月時点でマドリッドプロトコルに加盟している国の一覧を記載しています。

イギリス、スウェーデン、スペイン、中国、キューバ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、フィンランド、チェコ、モナコ、北朝鮮、ポーランド、ポルトガル、アイスランド、スイス、ロシア、スロバキア、ハンガリー、フランス、リトアニア、モルドバ、セルビア、スロベニア、リヒテンシュタイン、オランダ、キュラソー、セント・マーチン、ボネール島、シント・ユースタティウス島、サバ島、ベルギー、ルクセンブルク、ケニア、ルーマニア、グルジア、モザンビーク、エストニア、スワジランド、トルコ、レソト、オーストリア、トルクメニスタン、モロッコ、シエラレオネ、ラトビア、日本、アンティグア・バーブーダ、イタリア、ブータン、ギリシャ、アルメニア、シンガポール、ウクライナ、モンゴル、オーストラリア、ブルガリア、アイルランド、ザンビア、ベラルーシ、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国、韓国、アルバニア、アメリカ合衆国(米国)、キプロス、イラン、クロアチア、キルギス、ナミビア、シリア、欧州連合(EU)、バーレーン、ベトナム、ボツワナ、ウズベキスタン、モンテネグロ、アゼルバイジャン、サンマリノ、オマーン、マダガスカル、ガーナ、サントメ・プリンシペ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、エジプト、リベリア、スーダン、イスラエル、カザフスタン、タジキスタン、フィリピン、コロンビア、ニュージーランド、メキシコ、インド、ルワンダ、チュニジア、アフリカ知的財産機関(OAPI)、ジンバブエ

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