中国商標局が「バーバリー」チェック柄の商標登録を末梢 ― 中国 ―
11月27日付の中国紙などが伝えたところによると、中国当局は、イギリスの高級ファッションブランド「バーバリー」のタータンチェック柄商標登録を抹消することに決定した。これは、同国広東省の皮革製品メーカーの登録抹消請求を認めたもの。
(参照:中国での商標「imabari 今治」に関する申し立て却下に再審請求 ― 中国 ―)
格子柄のタータンチェック(タータン)は、スコットランドのハイランド地方で発達してきた伝統意匠。これに独自の工夫を凝らしたいわゆるバーバリー・チェックは、「バーバリー」ブランドの代名詞ともいえるもので世界中に広く知られている。
しかしかねてより、これについて広東省の皮革製品メーカーが、英バーバリーが商標を侵害しているとして、中国商標局に登録抹消請求を行っており、この度、当局はこれを認めることに決定したという。バーバリー側は、不服申し立てを行うとしているが、一方で広東省のメーカー側は、これに伴う損害賠償請求訴訟も起こす構えだという。
中国では最近商標に関して、このような逆提訴とも言えるケースが増加しており、昨年のiPadの商標権をめぐる訴訟では、アップル側が和解金を支払う形で決着している。
中国のこういうニュースにコメントするのは難しいところです。
記事に悪意がこもっていることも多々あるからです。
中国政府は、最近知的財産に対して非常に力を入れており、海外からの批判にも敏感になっています。
よって、ipadが負けたなどのニュースだけを見ると、中国の裁判はおかしいと思う人がいるかもしれませんが、法治国家としてしっかりとした判決をしてくれるのであれば、中国の企業が勝とうが、外国の企業が勝とうがどちらでもいいと思います。
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