Samsungが米国特許商標庁に対し「Gear Solo」「Gear Now」の商標登録を出願 ― 韓国 ―

韓国のSamsungが米国特許商標庁に対し「Gear Solo」「Gear Now」という2つの名称について、商標登録を出願していたことが明らかになった。「Gear Solo」は、SIMスロットを内蔵したスマートウォッチで、韓国で近日発売されることが確実視されている。「Gear Now」もこれに関連する製品あるいはサービスの名称と予想されている。
(参照:「2013大韓民国知識財産大展」ソウルで開幕 ― 韓国 ―)

「Gear Solo」は、SIMカードスロットを内蔵しており、スマートフォンとペアリングせずに音声通話やデータ通信をすることが可能なスマートウォッチ。フロントカメラも内蔵しており、これを利用したビデオ通話もできると予想されている。「Gear Solo」の名称は、韓国内ではすでに商標登録されており、米国での出願は同商品のグローバル展開を予想させるものだ。

「Gear Now」については、未だ詳しい情報は公になっていないが、新たなウェアラブルデバイス、あるいは「Gear」シリーズに関わる何らかのサービスを指すものではないかとのうわさもある。

いずれにせよ、Samsung「Gear」シリーズの今後の展開に注目だ。

韓国のSamsung社といえば、米国Aplee社との間でスマートフォンに関する特許権をめぐる訴訟合戦を各国で展開中です。

米国での知的財産権に関する訴訟に関しては、損害賠償額がとてつもなく高額になるという特徴があり、Samsung社が将来を予測して米国での商標権を先んじて取得しておこうとするのは当然のことです。

米国での商標登録は、米国商標法を見る限り登録拒否事由が詳細に定義されていないので、明らかな同一または類似の商標が登録されていない限り、登録はそれほど難しいとは思われません。

しかし、万が一、不手際により第三者から訴えられたりした場合が恐ろしいので、安易に考えるのは危険です。

とにかく、グローバル化した現在においては、韓国で販売した時点で、米国においてその商標が第三者により押さえられる可能性があるので、Samsung社が米国の販売以前であることはもちろんのこと、さらには本国である韓国の販売以前に、米国において出願しておくことは非常によいことだ思います。

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