韓国ファッション会社、パリのファッションブランドを復活へ ― 韓国 ―
2015年8月10日、韓国ファッション事業者「新世界インターナショナル」はフランスの往年のファッションブランド「ポールポワレ」の商標権を獲得したことがわかった。新世界は同ブランドの再建やアイテムの製造を手掛けていくことになる。
(参照:「TOKACHI」、韓国で商標出願認められず ― 韓国 ―)
商標権を売却したのは、フランスの財産管理会社「ルヴァニス」で、同社はこれまでにも「ヴィオネ(VIONNET)」、「モワナ(MOYNAT)」、「ベルバー(BELBER)」といった由緒あるファッションブランドの商標権を売却することで、ブランド復活を手掛けてきた。
一方、商標権を買収したのは韓国のファッション事業者「新世界インターナショナル」。同社は「ジバンシィ(GIVENCHY)」や「セリーヌ(CÉLINE)」「マルニ(MARNI)」など数多くの海外ラグジュアリーブランドの輸入・流通して韓国の新世界百貨店での販売を展開している。
新世界インターナショナルは今回、商標権と共にアーカイブコレクションも入手しており、パリを拠点に由緒あるブランドの復活を手掛けることとなった。
ポールポアレは、1879年にフランスに生まれたファッションデザイナーのポール・ポアレによって創設されたメゾン(フランス語で「会社」や「店」の意味。)です。
ポールポアレは、20世紀の初頭に華々しく活躍をしましたが、その後衰退し、1930年には活動を休止して現在に至っております。
今回、韓国のファッション会社「新世界インターナショナル」がブランド「ポールポアレ」の権利を購入したとのことですが、休止から80年以上経過した現代において、ブランドを買収した「新世紀インターナショナル」が、そのブランドイメージにどのような付加価値を加えて、復活させていくかが注目されます。
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