TIビバレッジ 商標権侵害を訴え 混乱を招くワイン「ドラキュラズブラッドラスト」 ― アメリカ ―

米ワインメーカーのTIビバレッジグループは、米ミズーリ州のワイン卸売業者、テラ・ファーマUSAを商標権侵害で訴える裁判を2013年6月ロサンゼルス連邦裁判所で起こした。
(参照:アメリカ(米国)で登録されている商標を検索、調査をする方法)

TIビバレッジグループは長年にわたり「ヴァンパイア」や「ドラキュラ」などのブランド名でワインを販売しており、いずれも米特許商標庁で商標登録を済ませている

同社の主張によれば、2012年、同社のセールスディレクターが商品のひとつである「ドラキュラズ・ブラッド」をテラ・ファーマUSAに紹介した。しかし、ハロウィーン用のワインは不要として商談は成立しなかった。テラ・ファーマUSAは主にルーマニアワインを扱う販売代理店だとWebサイトで主張している。

しかし、それよりも前の2010年からテラ・ファーマUSAは「ドラキュラズ・ブラッドラスト」というラベルが付いたワインを販売していたことが後に明らかになった。

TIビバレッジグループは、自社商品は質の良いワインに美しいラベルを付けて販売しているが、テラ・ファーマUSAの類似商品は、おおよそ良いワインなどできそうにない地方の安っぽいワインにケバケバしいラベルを付けただけだとし、消費者の混乱を招くと主張している。

訴えには、ワインやパッケージ、広告からヴァンパイア関連の名前を排除することが含まれており、金銭的損害や訴訟費用の賠償が求められている。

(参照:アメリカ(米国)の商標制度

米国内でワインの争いですか。

商標が同一又は類似か否かが問題となりますね。
おそらく、類似扱いとなってテラ・ファーマUSA敗訴するのでは。

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